ぱんぴっと! インタビュー記事

NPO法人学生人材バンク学生プロジェクト「ぱんぴっと!」。鳥取で活躍する魅力的な社会人へのインタビュー記事を掲載していきます。

「カタチを変えながらでも残るモノがある。」教育関係のサポートスタッフ等 笹間千広さん

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目次

・【所属 名前】

・【インタビュアーからのひとこと】

・ターニングポイント

・世界を旅して感じたこと

・働く理由

・学生へのメッセージ

 

 

 

【所属 名前】

教育関係のサポートスタッフ等(現在は子育て中) 笹間千広さん

 

 

【インタビュアーからのひとこと】

笹間さんは、1年間養護教諭をされた後、ピースボートで世界へ旅に出られ、そこでの出会いから大阪で居場所づくりのNPOで働き、結婚を機に鳥取へ帰って来られてからも、新田サドベリースクールのサポートスタッフや幼稚園、ゲストハウスのスタッフをされるなど多様な経験をされています。働くことへの考え方がとっても素敵で、今進路に悩んでいる私にとって貴重な出会いでした。私の中で形を変えてでも残っているモノとは何かを見つめ直したいと思いました。

 

 

 

Q.ターニングポイントを教えてください!

 

 

A.生徒から「先生の将来の夢って何?」という問い。

 

 

養護教諭の時、保健室にすごろくを作って子供たちと遊んでいた。そこに何の気なしに「将来の夢は?」っていう欄を作っいて、そのマスに止まった時、『大人だし何となく、答えなくて良い。』と思って流そうとしたら、「え、だから、先生の将来の夢何?」って聞かれたけど答えられなかったのがすごくショックで、自分つまんないやつになってたな…これでいいのかなと気づいた。6歳から学校で過ごしてきて、外に出ないまま再び学校で働いている自分が子供たちに何も言ってあげられないなと思った。このまま採用試験を受け続けるよりも、もっと社会のことを知るっていうポジティブな要素でここから脱せれるなら教員という道を離れる方が良いと思った。そこで、何しようか考えた時に手っ取り早く視野を広げるためには海外だなって。安易な考えだけど()

 

 

 

 

Q.世界を旅してどんなことを感じられましたか?

 

 

A.自分が思っていたよりも、たくさんの働き方やたくさんの職業があること。

 

 

3か月で21か国くらい周りました!各国で用意されたプログラムを体験・視察をしたり、船の中では水先案内人の講義や参加者の企画があったり。ゆっくりする人もいればがつがつ活動する人もいて面白かった。この3か月間はとにかく吸収して帰るんだ!と思って勉強系の興味あるツアーを取れるだけとったりして過ごした。ピースボートでたくさんの出会いもあって、1つのことにこだわる理由ってないんだな…、働き方っていろいろあるんだな…って気づいたし、就活っていうと固くて重いイメージだったけど1つの大きな出会いから仕事先が見つかったり、興味があることに出ていくことで普段は関わりがない人につながれたり、自分の思いに共感してくれる人に出会うことができることが新鮮で、アプローチの仕方は1つじゃないと思った。

 

 

 

 

Q.笹間さんはなぜ働くのですか?

 

 

A.もうちょっと素敵な自分になりたいから。

 

 

働くことは好き。とりあえず、声をかけてもらったことに対しては挑戦したい、頼まれたことは私の力量を試されてるなと思って頑張りたい。○○のためっていう動機は後づけで、本当はもっとシンプルに「やりたいか、やりたくないか」とか「やるか、やらないか」っていうところでしかない。これをやることで自分がどうなるかが大きくて、もうちょっと素敵な自分になるためには何ができるかなと思うことがエネルギーになっている。

 

 

 

 

Q.学生へメッセージ

迷ったらいい。いろいろ経験していく中で、「この価値観はカタチを変えながらでもずっと残っているな」っていうものが見つかると、これで良かったんだなってそこで初めて気がつく。そこをもっと興味をもってやっていたら楽しいと思うし、それを見つけるまでに、どれだけ動けるかかなと。見つかるまでの寄り道が大事な時間で、そこを面白く過ごせたら、なんだって出来ると思います!

 

 

 

インタビュアー:大國&佐伯&岡本

文責:大國