ぱんぴっと! インタビュー記事

NPO法人学生人材バンク学生プロジェクト「ぱんぴっと!」。鳥取で活躍する魅力的な社会人へのインタビュー記事を掲載していきます。

やりたくないことをやらないのが一番。熱量をかけてやりたいことがあれば、そうじゃないことがあってもいい。 鳥取大学農学部4回生 對馬孝さん

 

 

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目次
○所属 名前

○インタビュアーからのひとこと
所属している学部を選んだ理由
研究分野について
所属している団体とその団体に入ろうと思った理由
いま興味のあること
壁の乗り越え方
メッセージ

 

 

鳥取大学農学部生物資源環境学

国際乾燥地科学コース4回生

對馬孝さん

 


【インタビュアーからひとこと】
同じサークルの先輩でもあるつっしーさん。
今回のインタビューでは

つっしーさんぽいな~というところや、

新しいつっしーさんの一面を知ることができました!

『熱量をもって取り組めること、

 そうじゃないこと…。ムラがあっていい。』

もっと自分の気持ちに正直になろっと!

 

 

 

Q.所属されている学部を選んだ理由は何ですか?

A. 乾燥地での農学を学べるから。

 


中学2年の時に、アフリカに行くことがありました。

CMで募集してて、応募したらたまたま行けることになって。

そこから海外に目を向け始めました。

 


中国語を独学で勉強したり、
台湾をチャリで一周したり、
長期休暇の度に1か国は行こうかなって思うようになったり…

 

自分が今いろんな海外に興味を持つようになった
大もとはそこにあります。

 


高校は、県内で唯一英語を専攻できる学校に

通っていました。

 

この大学に入ったのは、大学受験の際、たまたま
鳥大の先生に出会ったのがはじまりです。

まわりはみんな外国語系に進むんだけど、

自分は外国語も生かせる他の学部に行きたいって

思っていました。

 

 

いくつか候補のあった理系の学部を考えていた時

地元の大学説明会にたまたま鳥大が来ていて。

 

文科省からグローバル大学に指定されてることを知り、

国際的な活動に力を入れているところに惹かれて

この大学を選びました。

 

 

 

元々文系だから、なんちゃって農学部です(笑)

 

 

 


Q.乾燥地の研究に興味をもったきっかけや
 具体的な研究内容を教えてください。

 


A. 乾燥地の研究に興味を持ったのも、

 アフリカでの経験に影響を受けた、

 というのがあります。

 

 

アフリカには広大な砂漠が広がっていて、

そこには飢餓に苦しんでいる人がいる。

 

そういう人たちの役に立つために、

乾燥地における農学を専攻したい。

 

そんな思いから全国の大学を調べていて、

鳥大にたどり着きました。

 

 


いまは卒論に向けて、植物を育てる研究をしています。

 

 

「マオウ」って言う、生薬を育てていて。


葛根湯とか

小児ぜんそくの薬に入ってる特効薬なんだけど、

それは元々中国のものだから

肥料の量とか、いつ植えるとか、

日本に適した栽培方法・期間などについて

研究しています。

 

 

大変なこともあるけれど、

将来のためになると信じて頑張っています。

 

 

 

 

 

Q.所属している団体と、

 その団体に入ろうと思ったきっかけは何ですか?

 

 

A.邦楽友の会&ONYXISに入っています。

 


邦楽友の会は、小さい頃から邦楽をやっていたので。

 

高校の時に師範の免許をとっていたから

このサークルにはあまり入る気はなかったんだけど、

体験に行ったら、その日がちょうど尺八のレッスンの日で。

 

「きみ入るんだよね!?」って、

反強制的に入部がその場で決定しました(笑)

 

 


ONYXISは、元々は2年くらい前から

プレゼン大会を開いたのがきっかけです。

 

 

就職すると、コミュニケーション力が必要になってくる。

それから、如何にして自分の意見を伝えるかという

プレゼン力も問われてくる。

 

 

だっぴとかは、活動をしていくうえで

「人に影響を与えたい」という思いもあるとは

思うけれど、

 

ONYXISは英語でプレゼンをすることで、

自分自身に付加価値をつけたい、

自分自身を強くしたいという気持ちで

活動をしているサークルです。

 

 

毎年自分たちでテーマを決めて、

大学の先生を審査員にプレゼン大会をしています。

 

 

ちなみに初回のテーマは「30年後の未来」でした。

 

 

今年から一般参加者も募集しているので、ぜひ…!

 

 

 

Q.いま興味があるのはどんなことですか?

 

A. 大学生がもっと

 自分のことを知れる機会をつくりたい。

 

 

全国の大学生、まわりの友人を見ていて、

「もっと大学生活、有意義に送れるんじゃない?」

と思うことがなんとなくあって。

 

自分と比較してるわけでも全然ないんだけど

でも、毎日ゲームをしてそれで1日が終わるっていう

生活を近くで見てると、そんなふうに思うことがある。

 

 

多分それは、ゲームより熱量をかけられるものを

見つけられてないだけで、そういうのを見つけられたら

自分のやりがいとか生きがいを持てるのかなって。

 

 


大学生のうちに経験できることって

本当にいっぱいあると思うんです。

 


学校以外でそういうことをできる場所を

つくってみたいな…

 

 

熱量をかけてやりたいと思える、

そういうようなものを見つけてほしいという

思いがあります。

 

 


Q.壁にぶつかった時、どのように乗り越えていますか?

 

A. 壁が次のステップにつながっていると理由づけする。

 


僕ってあまり、挫折経験がないんです。

 

 

悔しかった経験とかも

次につながってるって認識しちゃってるから

挫折とも思っていなくて。

 

 

壁だって

次のステップにつながっていると意味付けすることで、


例えばしんどいこととか大変なことも、


もしかしたら楽しいんじゃない?って考えてます。

 

 


なんだろうなぁ、

なんでも楽しいと思えちゃうんだよね。

 


もちろん嫌なこともあるけれど、

終わっちゃえば楽しい。

 

 

自分のいいように解釈してます(笑)

 

 

 

Q.最後に、学生にメッセージを

 

 

A.やらない理由づけができるくらいなら、

それは自分にとって

そのレベルのものだったってことだから
無理してやらなくていんじゃないかな。

 

 


やりたくないことをやらないのが一番。

 

 


熱量をもって取り組めること、

そうじゃないこと…。

 

ムラがあっていい。

 

 

僕はすごく飽き性で、気分屋なんです。

 

進路だって、院進学、塾立ち上げ、農業…って、

進路を聞かれるたびに変わってるくらい。

 

 

興味の幅が広くて、

他にやりたいことがいっぱい出てくるんです。

 

自分がやってないことをやりたくて、

好きだと思ったらなんでも頑張れる。

 

 

だけどそれは逆に、

熱量をかけられるところとかけられないところとで

すごく差があるってことでもあって。

 

そういう意味ではいろんな人に

迷惑をかけてきたかも知れないけれど、

 

人間万遍なくなんでも頑張れるわけではないから。


それはそれでいいかなって思ってます。

 


やりたいことがない人は多分、

やりたいことはあるんだけど
やれると思ってないからやらないだけっていうのと、
やりたいことに気づいていないだけなんじゃないかな。

 

 

やりたいことって、ないはずはないから。

 

 


現実的じゃない、とか、自分にまだ実力がない、
とかって思ってるのかなって。

 

 


できない理由をあげるんじゃなくて、できると思え!

 

 

 

 

 

インタビュアー︰稲葉&佐伯
文責︰佐伯