ぱんぴっと! インタビュー記事

NPO法人学生人材バンク学生プロジェクト「ぱんぴっと!」。鳥取で活躍する魅力的な社会人へのインタビュー記事を掲載していきます。

「理想主義者」から「理想を持つ現実主義者」へ 島根県立大学総合政策学部3回生 岩見しおりさん

 

 

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目次
○所属 名前

○インタビュアーからのひとこと
現在所属している学部を選んだ理由
現在所属しているサークルや団体に入ろうと思った理由
メッセージ

 

 

島根県立大学総合政策学部3回生
岩見しおりさん

 

 

【インタビュアーからのひとこと】

岩見さんの話を聞いて、学生であるときに様々な行動を起こすことは勿論有意義である。

尚且つその行動が、私達が過ごしている社会や現実を知り、考えた上でのものであれば、より本質的な意味を成すことを知ることが出来ました。

 

 


Q.所属されている大学(学部)を選んだ理由は何ですか?

 

A.この大学が第一志望だったわけではないのですが、高校3年生の時に「クレイジージャーニー」というテレビ番組を見て、異文化や発展途上国に興味を持つようになり国際関係プログラムがある島根県立大学総合政策学部を志望しました。

 

自分が何も知らないことが、島根県立大学にて過ごした学生生活を通して得られたもののうちの1つでした。

 

今は、自分がどんな立ち位置にいるか模索中で、どう巻き返すかを考えています。自分はやる気はあるけれど、社会のことをまるで知らないという致命的な欠点があるので、そこを克服することが巻き返しに繋がると思います。

 

自分の「経験と勘だけで行動していた」けど、他の媒体である友人と大学の講義、Twitterドキュメンタリー映画、本などを利用して、とにかく動いてみたいです。

 

1年秋~2年秋は、自分には知らないことがたくさんあることを知り、とりあえず何でもやってみようと行動第一優先で活動を始めました。

 

2年秋~3年春は、行動第一優先をしているうちに、だんだんと理想主義的な思想に傾倒していきました。(社会のことは何も知らずに、「正義」を追い求める自分がいました)

 

最近になって、現実を大切にする友人から現実を見ることの大切さを伝えられ、その時に自分が、意識高い系大学生だったことに気づきました。

 

このまま意識高い系大学生で終わってしまうのでなく、社会のこと、礼儀やマナー、自分がどうあるべきかを現実的な行動に移行しようとするようになりました。

 

 

今は興味を広げて、世界や社会を知ることから始めたいと思っています。それは、大学生で出会った友人の影響を受けたからです。

 

「自分のレベルに合った生き方をするのが良いんだよ。」という言葉。

自分は社会を知らない、現実を知らないといけないことを指摘してくれる友人に影響を受けた。この社会を賢く生きていくために知らないといけないなと思うようになりました。

 

 


Q.所属されているサークルや団体に入ろうと思った理由、きっかけは何ですか?

 

A. 国際系サークル(セカイへ)という学生団体の部長をしていました。

 

このサークルは「国際(世界)に興味のある学生の居場所となる」ということを理念にお互いの目標や夢を応援して互いに刺激されながらやりたいことに挑戦しようというサークルです。

 


この団体に入ったのは、「国際」と名の付くものごとに関心を持っているならだれでもOKというスタンスだったからです。サークルに所属して、勉強熱心な後輩と出会ったり、人とのかかわり方を学んだりしました。どうしたらその人がわくわくすることを引き出せるのかといったことも研究しています。

 

そこでの活動から、自分はリーダーとしてチームを引っ張っていくというよりかは、チームを後方から支える、メンバーの求めていることや気持ちに寄り添って一緒にワクワクできる環境をつくることが向いていると気づきました。

 

また、海外、国際に関わる文脈で活動を行う社会人とのコネクション、サークルメンバー、行った先で出会った人やその内容から様々な価値観、考え方を学び、自分の考え方の癖や自分がどのような人間かを比較して知ることができたし、新しいことをたくさん知って成長できました。

 

 

 

Q.最後に、メッセージをお願いします!

 

A. みんなに伝えたいことは「温故知新」という言葉です。

 

故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知ると読まれるこの熟語は、過去の事実を研究し新しい知見や見解をひらくことを言います。社会経験がほとんどない学部生だからこそ意識したい言葉です。

 

もちろん、自分の経験や感性も大切にしつつですが、過去の先人たちが残してきた知識や知恵を活かさずして、私たちに何ができるでしょうか。

私たちはいつか必ず社会の構成員として、社会人として生きていき、その中で何かアクションを起こすとき(大学生のときにもあると思いますが)が来ると思います。

社会のあるべき姿、理想を語ることも必要ですが、それ以上に必要なことは語ると同時に、知ること。社会のルールやマナー、仕組みなどを知ることなのかなと思います。

 

当たり前でしょうか、いや、それが意外と難しいんです。

都市部と地方の機会格差や育ってきた家庭環境が大きく左右されていると感化するので…

 

それはまた別のお話で…

 

 

 


インタビュアー:石井&大國

文責:岡本